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ポクポク木魚 No.16  死の準備教育

ポクポク木魚

 死の準備教育

 友人で曹洞宗の僧侶が、佐賀県立病院好生館のホスピス病棟で平成四年から「ホスピスをすすめる会」を結成し、ボランティアで末期ガン患者などの支援をしています。ホスピスとは好生館の場合、正式には「緩和ケア病棟」と称されます。ご存じのかたも多いと思いますが、人生の終末期に「無理な」延命治療を行わず、痛みの緩和などを中心に処置を行う病棟です。好生館のホームページにはその理念として、こんな方針が出ていました。

 「一、苦痛症状の緩和に努め、QOLの向上を図ります。/二、自己決定を尊重し、患者さまご家族の思いに添う看護を提供します。/三、大切なひとときを自分らしく過ごせるように支援します。/四、ボランティアを含む医療スタッフがチームとして患者さまご家族をサポートします。」
 「QOL」とは、医療用語でQuality of Life(人生の質)の略語で、患者の日常生活をどれだけ苦痛の少ないものにするかという意味ですね。

 その彼は、法衣姿で、このホスピスに出入りし、患者さんの悩みなどを聞くボランティアをしています。「ちゃんとお話を聞かせていただくまでに十年かかりました」と彼は言います。「病院は病気を治す場所。死と関わり合う僧侶が、法衣で病院に出入りするなんてもってのほか」という一般的な意識の中で、死と直面する末期ガン患者、病棟関係者とちゃんとした信頼関係を構築するのに、とても苦労したそうです。現在は、さまざまな患者さんの心の悩みに連れ添って、活躍しています。

 彼が、その「ホスピスをすすめる会」で取り組んでいるのが、「死の準備教育」。小中学校を対象に、「死」について学びあうものです。先日、彼と一緒に、その講座に参加しました。場所は多久東部中学校。彼らはこの学校ですでに年六回のペースで講義を行っていますが、今回は小学生五年生、中学二年生、それに指導者役として佐賀県立看護学校生が集まってのワークショップ。全部で百数十人いました。体育館でゲームをしながら、十人前後の車座になって話し合います。最初は「今したいこと」「今欲しいもの」。「ケータイ」とか「iPod」などの答えが続きます。あるとき指導者役の看護婦さんの卵から、「あとひと月の命とお医者さんから言われたらどうする」と質問が。面食らった子どもたちはかなり考えたようです。である子は「やっぱりお父さん、お母さんと一緒にいたい」。

 彼によると、この講座を始めて、学校の先生方にとても感謝されるそうな。「子どもたちが変わり、保護者や先生方も真剣に考えてくれる時代になればいいですね」といいます。「人生に終わりがあるからこそ優しくなれる、家族を大切にする」、私自身もそう思います。(住職)

| ポクポク木魚 | 04:20 PM | comments (0) | trackback (0) |

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