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ポクポク木魚No.32 不安性障害

 お恥ずかしいことですが、六月ひと月、とある神経症で、近くの病院に入院しました。ひと月の療養で、退院して今は元気で、お寺のお仕事に精を出しています。
 これまで、一週間以上の入院経験もなく、健康で過ごしてきたのですが、入院当初、二~三か月の入院加療の必要があると聞いて目の前が真っ暗になりました。八十八歳になる父にお寺のお仕事をすべて任せられるのか……さまざまな問題が頭を巡りました。家族の理解もあって、入院を決断しました
 当初鬱(うつ)病の疑いで、入院したのですが、ありがたいことに、「うつ」ではありませんでした(まぁ、うつ病も十人に三人はかかる風邪のようなものですが……)正式な病名は、「不安性障害」と「アルコール性障害」。要するに酒の飲み過ぎですな。
 鬱病の疑いで、入院したもので、ベルトや靴紐など長いものはすべて没収され(鬱の場合、自殺の可能性があるので)、閉鎖病棟(要するに看護婦さんに鍵を開けてもらわなくては外に出ることは出来ない病棟)に入院しました。悲しかったですね。
 長年、寝酒の習慣を持つ人が、急にお酒をやめると、幻想や幻覚が出る「譫妄(えんもう)」と言う症状が出るかも……、と医者に驚かされましたが、嬉しいことにそんな症状もなく、一ヶ月の断酒に、たばこも一日十本までの制限。規則正しい食事と投薬で、元気になって退院しました。
 考えてみると、療養生活って、全くのストレスレス状態ですね。仕事の電話もなく、人間関係で悩むこともなく、ストレスが全くない状態。入院当初は、かなり反発はありましたが、なれてしまえば極楽のようなもの。好きな小説でも日がな読んで過ごし、一日三回、しっかりとお経を読んでいました。
 慣れてくると、病棟の人間模様が少しずつ分かってくるものです。統合失調症という、人によっては回復が難しい病気で、三十年以上、その病院に入院している人、なんにもストレスもなく幸福そのものだったのに鬱病が表面化して入院している人、病気の「差別」もあって、父親の通夜・葬儀にも出ることが、親戚から禁じられて、鍵のかかった入り口でずっと待っている人、いろんな人間模様が、見えてきました。
 私自身は、この入院を、仏さまからいただいた休暇ととらえようとしました。多久に帰ってきて三十年、平均寿命の八十五歳まで三十年、ちょうど折り返し点のひと月で、来し方行く末をゆっくり考えていく良いきっかけとなったと思っています。
 ちょうど佐賀新聞に論壇を連載していることもあって、「人の死」とは何かとか、「家族の死とは」とか、あれこれ、考えていましたし、また、やっと、長男が僧侶の資格を年末に取るようになったので、専称寺の行く末なども考えていました。
 まぁこれまで仕事のしすぎもあったので、ゆっくり出来る範囲でお寺のことを中心にやっていこうと思っている次第です。今後ともよろしくお願いします(住職独白)

| ポクポク木魚 | 10:52 AM | comments (0) | trackback (0) |

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