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「非縁社会」

 伝統的な日本人の家族観が、崩壊寸前だ。一月末に国立社会保障・人口問題研究所が将来推定人口を下方修正して話題になった。曰く「四年後に人口は減少し始める」「女性の晩婚化に加えて結婚しても子どもをつくらない夫婦が増えている」▼人口動態変化の最大の原因は、少子化、高齢化の進行だが、もう一つの不気味な変化が進みつつある。生涯独身で過ごす傾向、つまり「大独身時代」の到来である。同時に発表された平成十二年国勢調査速報によると、三十代前半男子の未婚率は四二・九%、同後半でも二五・七%、それぞれ二〇年前の二・〇倍、三・〇倍に急増している。嫁不足に悩むのは地方の農家ばかりではない。非婚傾向はこの国の新たなかたちなのだ▼戦後、日本映画の文法を決定づけたといわれる名匠小津安二郎は、食事の風景を、映像中央の卓袱台の左に一家の主、右に主婦、中央に子供たちとし、食卓の向こうには縁側をおいた。高度成長期まで「寅さん」、「時間ですよ」など日本のホームドラマはその構造を周到に受け継いだ。一九八三年映画「家族ゲーム」で監督森田芳光は、親子横一線に並んだ食事の光景を描き、対話無き家族の肖像として衝撃を与えた。九八年にNHKが二千五百人の児童を対象に食事の風景の絵を描かせた。なんと三分の一が独りで食べる構図だった。「孤食」現象だ。昨秋発表された村上龍の小説『最後の家族』には個室に引き籠もって視線もあわせない青年が登場する。血の縁を拒否する「非縁」の時代が到来したのだろうか▼仏教の教えは縁(縁起)が基本だ。世界を関係性として説く。華道の世界には草木の縁を切ってはいけないという掟があるそうだ。「縁を切ってはいけない。無縁の場に生きていいのか」そんなメッセージがお釈迦さまの深い智慧に内在している。(K)

| @Temple | 03:23 PM | comments (0) | trackback (0) |

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