専称寺ご案内
寺だより「MOYAi」
ギャラリー三蔵堂
オフィス三蔵堂
専称寺墓地・納骨堂「光明殿」
永代供養墓「菩提樹陵」
お寺アクセス
お問い合わせは、mail@senshoji.jp へ
専称寺トップへ

CALENDAR

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
<前月 2018年10月 次月>

NEW ENTRIES

CATEGORIES

ARCHIVES

PROFILE

OTHER

www.senshoji.jp

<<次の記事 前の記事>>

死から生を見る

 介護保険制度が昨年、見直された。キーワードは「予防」。切迫する国の財政事情もあって、老人の自立をすすめる。高齢者のスローガンは「子どもに迷惑を掛けない」。医療技術の進歩で「死なない人」が増えた。アンチエージング(抗加齢)の技術の進展もあって、人生のセカンド・ステージを積極的にとらえようとする人が増えた。生命の自己決定などという個人主義の潮流もあり、いわば老いを拒絶する社会がやって来ている▼しかしちょっと待っていただきたい。「人間の死亡率は百㌫」(養老孟司)であることを忘れてはいないか? 私たちの時代は、老いの醜悪さから目をそらし、死をタブー化することによってのみ成立しているかのようだ。「老いない。老いさせない」社会を演出する一方で、実は老いも死も隠蔽されてはいないだろうか? 高齢者の数がピークを迎える二〇二五年には、認知症患者が現在の三倍、三百二十万人を超し、その三分の一が一人暮らし所帯となる(厚生労働省)。いずれは何らかの介護や支援が必要となってくる。現代人のほとんどは、誰かに「迷惑」をかけなくては終末期を迎えることができないのである▼法然上人は、死の床にある終末期の念仏者からの問いに答え「人の死の縁は、かねて思うにも叶い候わず。にわかに大路道にて、終わることも候。又大小便のところにて死ぬる人も候。前業遁れがたくて、たち刀にて命を失い、火に焼け、水に溺れて、命を亡くすたぐい多く」(『往生用心抄』)と死の非業のあることを説き「死の側から生を見る」視点を提供する▼元気な老人を楽しみ、自己演出することは必要であろう。しかし、人は老い、そして死ぬという事実を、身をもって子や孫に教示し老いの実相を家族に提示することも、高齢者の使命であると思う。

| @Temple | 03:44 PM | comments (0) | trackback (0) |

コメント

コメントする








この記事のトラックバックURL

http://senshoji.jp/senshoji/blog/tb.php/60

トラックバック

PAGE TOP ↑


Copylight(c) 2003 HOHNEN BUDDHISM SENSHOJI TEMPLE, SHUNKAI KAWASOE. All rights reserved.