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寺だより「MOYAi」
@TEMPLEアーカイブ
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●GNH(国民総幸福量)の国

 ヒマラヤ山脈にいだかれた仏教国ブータンをこの夏、訪れた。九州程度の大きさに、わずか六十万人が住む小さな国だ。他のアジアの国々と違って、のんびりとした空気が流れていた。この国を国際的に有名にしたのは、国王が国際社会に対し、国是をGNP(国民総生産)ならぬGNH(Gross National Happiness=国民相幸福量)を目指すと宣言したからだ◆なるほど、その人が持つお金(資産)と幸福感は、決して比例しないと私たちは知っている。お金持ちすべてが幸福なのではなく、貧乏だからといって不幸なのでもない。ブータンは、国民すべての幸福を目指し、経済発展より、仏教の教えに忠実な心の平安を目指すと国際社会に表明した国、開発より自然環境保護を第一とするスローライフを標榜する◆私たち現代人はものごとすべてをお金の価値に置き換えていないか。お金(資産)を増やすことこそ、幸福だと勘違いしていないか。使い古された言葉だが「小欲知足」、ブータンで、この言葉を繰り返し思い出していた。
(住職・川副春海)vol.58掲載
●多様性の信仰

 「アジア古寺巡礼—如是我訪」というタイトルで、季刊の小冊子「かるな」に十年間、連載を続けてきた。中東から極東まで、アジアの古寺の訪問記。三十代から二十年間に、NGOの仕事などでアジアの国々を訪れた際、仕事を少し離れ取材したものなどを、少しずつ書きすすめてきた◆仏教は多様性だと思う。極東の仏教と南アジアの仏教、ヒマラヤの仏教と東南アジアの仏教、それぞれ土地の習俗と習合して、一見全然別の信仰のように見える。しかし、基底をしずかにながれる思いは、紀元前に釈迦が極めた教えと何ら変わらない。仏教は融通無碍な教えだと思う◆一神教たとえばキリスト教にしろイスラム教にしろ、信仰の風景はすべて単一だ。仏教は違う。「諸行無常 諸法無我 涅槃寂静 一切皆苦」の基本さえ同じであれば他のすべてが違っても同じ仏教だ。そこに魅力を感じる。
(住職・川副春海)vol.57掲載

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